Sony Reader用青空文庫PDF作成ツールを作ってみました

（追記：「青空文庫 for Reader」のページを作りました (http://tatsu-zine.com/aozora/)）

ソニーリーダーで読める本がなかったら（本当はいろんなところにあるXMDFファイルが読めるみたいですが）自分で作ればいいじゃない、ということで、青空文庫のPDF化を始めました。言うまでもなく、青空キンドルの真似です。

まあ、単純に真似するというか、読めるだけなら青空キンドルを使えばいいだけなので、ここはもうソニーリーダー限定、しかも文字サイズも大きい方だけに限定して、その分読みやすいようにちょこちょこ変更してます。というか変換プログラム(当然ながらRuby製)自体はガラっと変わって、gemになったりRuby 1.9専用になったりしています（ルビの正規表現パターンが上手く書けなかったので…）。「青空キンドル」の高山さんと、その元になった「青空文庫を読もう！」の齋藤さんに感謝。

主な変更部分としては、タイトルと著者をPDFにメタデータとして埋め込むようにしてあります。これでソニーリーダーで見やすくなったはず。また、青空文庫の「アクセント分解」に対応しました（これがないと『吾輩は猫である』が変換できなかったので）。

ソースはgithubに置いてあります。

• https://github.com/takahashim/aozora4reader

変換サンプルはサイトの方にアップしてみました。

• 夏目漱石『こころ』
• 太宰治『走れメロス』
• 夏目漱石『吾輩は猫である』
• 太宰治『人間失格』
• 宮沢賢治『やまなし』
• 夏目漱石『坊っちゃん』
• 夏目漱石『夢十夜』
• 芥川竜之介『羅生門』
• 宮沢賢治『〔雨ニモマケズ〕
• 芥川竜之介『蜘蛛の糸』
• 鴨長明『方丈記』
• 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
• 福沢諭吉『学問のすすめ』
• 中島敦『李陵』

お試しください。

ちなみにTouch Editionでしか確認していません。Pocket Editionでうまく表示できなかったらごめんなさい。

追記：さらに追加しました→ Sony Reader用青空文庫PDFを100個ほど追加