『サーバサイドJavaScript Node.js入門』好評発売中です!
ご紹介が遅くなりましてすみません、Node.jsについての日本で最初の書籍がアスキー・メディアワークスさんから出版されました。そのPDF版です。
全部で585ページ、というと、相当マニアックな内容かと思われるかもしれませんが、読んでみると案外やさしいというか、まさに「入門」的な内容になっています。とはいえ、インストールやJavaScriptによる非同期っぽい書き方のイロハから、V8のAPIを使ったアドオンの書き方(当然C++)や複数サーバ間でのWebSocketの共有の仕方の「入門」、という幅の広さなので、この分量も納得です。むしろ分厚いムックに近いと言えるかも。
内容のてんこ盛り具合は、まつもと ゆきひろさんと石塚圭樹さんによる『オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby』を彷彿させるところもあります(ちょっと古い本ですが、そういえばこの本もアスキーさんでしたね)。知らせたいことがありすぎてついあれこれ書いてしまうという、技術ネタの黎明期ならではの雰囲気とも言えそうです。Node使っているので当然入手する、という方はもちろん、だいぶ前からNodeの名前は聞いているけど1.0がリリースされるまではちょっと様子見かな、などと思っていた人にも一足早く概観するための一冊としておすすめできます。ぜひどうぞ。