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達人出版会日記

ITエンジニア向けの技術系電子書籍の制作と販売を行う達人出版会のブログです。

吉田史『Ubuntu Server 実践バイブル』好評発売中です!

今週発売を開始したアスキー・メディアワークスさんの『Ubuntu Server 実践バイブル』ですが、おかげさまで現在順調に売れております!

(遅ればせながら先ほどようやくざっと読み終えたのですが)本書はUbuntuのサーバとしての使い方にフォーカスしている本です。Ubuntuはデスクトップでもよく使われているディストリビューションですが、本書ではその辺りの説明は基本的にありません。サーバ用途として使う人に特化した本になっています。

この手の書籍の場合、ディストリビューション別というよりは、もうちょっとざっくりと「Linuxでのサーバ構築」にフォーカスしているものが多く、本書のようにUbuntuのみに絞っているものは他にはなさそうです。そのため、Ubuntuでサーバを構築したい方にはうってつけの書籍と言えます。

実際に読んでみての感想としては、第6章のsshによるログインに関しての説明が詳しい印象がありました。単純に鍵の作り方や設定だけではなく、フィンガープリントの説明とフィンガープリントが変更される場合の現象と対処法、鍵交換方式の意味、sshのポート変更の効果と限界についてなど、必要最低限のものよりは一歩踏み込んで詳しく紹介しているところは、やはりサーバとしての堅牢性を考慮しているように感じられました。また、第9章「サーバーの基礎知識」ではLISTEN状態について詳しく説明してあるところも、サーバの入門書ならではというところです。

基本的なOSインストールやアプリケーションインストールについては、よく使われているアプリについての説明まで一通り紹介してあります。その中では、第8章「「最小構成」のサーバー」で、最低限必要なものとしてetckeeperとgitとtigが紹介されているのは今風なところかもしれません(もちろん囲み記事では「git/tigは必須ではない」としてbzrの紹介がされています)。また、第3章「ネットワーク設定とシステム復旧手順」では、早い段階でトラブル時のシステム復旧方法について説明してあるのも親切設計ですね。

ミドルウェアの説明やLinuxそのものについての細かい話は他書に譲るとして、Ubuntuでサーバを用意したいという人にとってまず最初に頼りになる一冊、という中身にはなっているのではないでしょうか。ぜひご活用ください。