Jesse Storimer著, 島田浩二,角谷信太郎訳『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』β版発売開始しました&ただいま特価で提供中です!
すでに予告済みでしたが、『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』のβ版を公開しました!
本書はUnixのプロセス周りについて、(カーネル寄りではなく)アプリケーションプログラムを書く人向けに紹介した本です。
この手の本はこれまではCを題材として取り上げているものが多かったですが、本書はそれがRubyになっています。つまり、サンプルなどはみんなRubyで書かれています。とはいえ、それほど複雑なスクリプトは出てこないので、それほどRubyに詳しくない、他のスクリプト言語を使っている方でも十分読めると思います(が、言語ごとに違う部分については注意が必要かもです)。
なんでCではなくRubyなの? という疑問は当然浮かぶと思いますが、これは付録のタイトルを見ると「なるほど」と分かってくるかもしれません。ResqueやUnicornなど、この手のアプリはRubyで書かれており、そしてこれを好きにいじり倒すには、当然のようにプロセス管理の知識が必要になっているわけです。とはいえ、だからといって例えばスティーヴンスの『詳解UNIXプログラミング』をいきなり読み込むのはそれはそれで大変であり、そんなあなたのために本書が書かれたのでした。
全体のページ数としてはそれほど厚くないのですが、実際に読んでみるとそこそこのボリュームには感じられます。コンパクトにUnixプログラミングを学びたい! という方にはうってつけの内容だと思います。
また、本書は(原著が27ドルといい値段なので)当社としては高めのお値段になっているのですが、今回はβ版ということでまずは2,980円でご提供いたします。またこれから翻訳者の方によるあとがきが追加されるなのですが、そちらの方は更新された後にお読みください。
というわけで、GW中の読書にはぜひ本書をどうぞ。