達人出版会日記

ITエンジニア向けの技術系電子書籍の制作と販売を行う達人出版会のブログです。

『HTML5モバイルアプリケーションフレームワーク Sencha Touchパーフェクトガイド』販売中です!

先週になってしまいましたが、アスキー・メディアワークスさん発行の、大谷弘喜,稲垣龍一,川野忍,土江拓郎,森本恭平,高岡大介HTML5バイルアプリケーションフレームワーク Sencha Touchパーフェクトガイド』が販売開始になりました。

Sencha Touchは、JavaScriptで(普通のWebサイトというよりは)モバイル向けのアプリケーションを作るのが得意なアプリケーションフレームワークで、iOSAndroidのネイティブアプリケーションも開発できます。本書では、インストールから個々の機能の説明、そして実際のアプリ開発として家計簿アプリケーションの開発を通して、Sencha Touchの使い方を説明しています。単に通り一遍の機能紹介ではなく、デザインではSassやCompassの説明があったり、 カスタムコンポーネントの作り方があったりと、必要になりそうな知識がまとめられています。
また、Sencha Touchは標準で大量のコンポーネントがついているのが特徴の一つになっていますが、それについても付録でひと通り概要を紹介しています。

というわけで、Sencha Touch使ってみたい人は一冊手元にあると重宝しそうです。ぜひどうぞ。

『JavaScriptで作るWindowsストアアプリ開発スタートガイド』『IT技術者なら知っておきたい ストレージの原則と技術』も販売開始しました!&『〜開発スタートガイド』はセール中です!


IT技術者なら知っておきたい ストレージの原則と技術
EMC Education Services
インプレスジャパン
発行日: 2013-02-15
対応フォーマット: PDF


なんか長いタイトルになってしまいましたが、インプレスジャパンさん発行の田中賢一郎『JavaScriptで作るWindowsストアアプリ開発スタートガイド』とEMC Education Services『IT技術者なら知っておきたい ストレージの原則と技術』も販売中です。

JavaScriptで作るWindowsストアアプリ開発スタートガイド』の方は、Sencha Touch本とちょっと似ていて、JavaScriptでアプリケーションを開発するための本ですが、どちらかというと(当然でもありますが)Windowsストアアプリというものがどういうものか、Windowsの開発言語としてJavaScriptがどういう風に使われているのか・使えばいいのか、といったところの説明が多くなっています。もっともこちらはWindowsのOSそのものがJavaScript用の公式APIを用意しているので、そういう違いが出てくるのは当然なわけですが。
また、本書では具体的なアプリとして、Windowsストアで実際に提供している「Paint Drops Free」を題材として紹介しています。

ただのお絵かきではなく、多言語対応していたり、Box2Dを使った物理演算も行う機能も持った(しかも傾きを見て重力方向も変わるらしい)アプリになっています。本書冒頭ではデザインの話も含めて触れているので、そちらも参考になります。

そして重要な情報ですが、3月10日までは発売記念価格ということで1,470円で販売しています! この機会にぜひご購入ください。


そしてもう一冊の方は『IT技術者なら知っておきたい ストレージの原則と技術』です。
こちらはEMCの教育サービス部門の方が書かれた本で、EMCと言えばストレージで有名な会社なだけであって、その辺に転がっているHDDやSSDみたいなストレージの話ではなく、データセンターのストレージアレイのような規模の話について書かれたものです。とはいっても、内容としてはディスクの原理やRAIDの分類といった基本的な話から始まり、それからSANやNASBCPやバックアップ・レプリケーションなどなど、本格的な話へと展開していくという、広い読者層に向けて詳しく解説されている感じです。

こういう知識が今すぐ必要、という方は多くはなさそうですが、無関係に過ごせる人も逆に少なさそうな分野でもあります。表題の「IT技術者なら知っておきたい」はまさしく言い得て妙、ですね。
ここまで突っ込んだ内容について日本語で詳しく書かれた書籍は、これまでもこれからもそうそうなさそうな気もするので、興味がある方は読んでおいても損はないと思います。