『次世代ネットワーク制御技術 OpenFlow入門』と『プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本 問題解決能力を鍛えよう!』を販売開始しました!
アスキー・メディアワークスさんからの新刊が2冊販売開始です。
『次世代ネットワーク制御技術 OpenFlow入門』は、最近注目されているOpenFlowについての解説書です。OpenFlowについてはすでに技術評論社さんからも『OpenFlow実践入門』が出ていますが、あちらはコードが全力でRubyだったり、取間先生とかが出てきたりするところなど、比較的opinionatedというかこだわりの一冊になっている感じです。それに比べるとこちらの方はOpenFlowの歴史(2007年から!)から始まり、OpenFlow以前のL2/L3スイッチやルータの話をした後でOpenFlowの基本的を経て、実際にユーザ定義コントローラを作ってみたり(こちらもTremaなんですね。コードはCになってます)、より大規模なネットワークの作り方を紹介していたりする感じで、ネットワークにある程度親しんでいる人になら広くおすすめな一冊になっているように思います。まあそこは好き好きですし、ちょっと性格が違いそうなので両方買うといいでしょうね!
それともう一冊、『プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本』ですが、こちらはわりとめずらしい感じの書籍になっています。内容については、artonさんが書かれている紹介が分かりやすいかと思います。
プログラミング言語の使い方や、コーディングよりももうちょっと抽象的なパズルっぽい本や、開発者としての態度や慣習についての本はいろいろありますが、本書のような「プログラマ」の「考え方」にフォーカスした本はあまり多くないと思います。一応本書のカテゴリとしては「初級技術者向け」となっていますが、中級者や上級者の方にもおすすめできる一冊です。ぜひどうぞ。